【在ニューヨーク総領事館】安全対策情報等

皆さまお久しぶりです。

在ニューヨーク総領事館より、安全対策に関するメールが届きましたので掲載致します。


 

●最近相談を受けた詐欺疑い事案

今月中旬,短期旅行者Aさんから,ニューヨーク市内の電気店でトラブルに遭遇したとして,次のようなご相談がありました。
○電気店でヘッドフォンを購入しようとした際,クレジットカード決済レシートの金額の部分を店員の指で隠されたままサインさせられた。
○ヘッドフォンが入った買い物袋を渡されると,中には身に覚えのないスマートフォンも入っていた。店員に聞くと「(ヘッドフォンは)スマートフォンとセットだ。ヘッドフォンのみの購入はできない」旨言われた。
○不審に思ったので,店員に購入を止めたいと言ったところ,返金用だとして提示されたレシートにサインして店を出た。
○念のため,クレジットカード会社に決済状況を確認したところ,約2,000ドルの支払手続きとなっていた。(現在,クレジットカード会社で店側に返金に向けた調査を行っているとのことです)。
ニューヨーク市消費者局では,市内の電気店(特に旅行者向け)で不要な商品を売りつけようするなどの詐欺行為(Electronic Store Scams)について注意を呼びかけています。なお,同局ホームページでは,電気店による詐欺以外にもIRS(内国歳入庁)を騙った電話詐欺など10事例について注意を呼びかけていますので,以下のURLからご確認ください。
※ニューヨーク市消費者局: http://www.nyc.gov/html/dca/html/pr2015/pr_030315.shtml
また,今回の事案はレシートの金額を故意に隠してAさんに署名させたものと思われますが,通常の買い物の際にも,店員が誤った金額を打ち込むこともあり得ますので,決済レシートの金額は必ず確認した上で署名するようにしましょう。
加えて,これまでに当館にあったご相談の中で,同じミッドタウン内の土産物屋に入った短期旅行者が高額な商品を購入するよう強要されたという事案もありました。旅行中は衝動的に買い物をする場合が多いと思いますが,できるだけ販売店などの情報(口コミなど)をインターネットでチェックすることで,この種の被害を防ぐことができると思いますので,是非ご参考ください。