【在NY総領事館】安全対策情報等

在NY総領事館より、NY在住・滞在の日本人向けに
安全対策情報が寄せられましたのでシェア致します。

このお知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。

●銃撃事件に遭遇した際の対処方法
12月2日午前(現地時間),カリフォルニア州サンバーナディーノ市に所在する地域福祉施設において銃撃テロ事件が発生し,14人が死亡,21人が負傷しました。また,11月13日夜(現地時間),フランスの首都パリにおいて銃撃事件等が発生し,130人が死亡し,300人以上が負傷しました。これらの事件以外にも,世界各地でテロ事件と思われる銃撃事件や爆発事件が発生しています。
11月23日,当館にて当地日系団体や日系企業の方にお集まりいただき,「第34回海外安全対策連絡協議会」を開催しました。その際,ニューヨーク市警察本部のテロ対策担当者より,銃撃事件に遭遇した際の対処方法をブリーフしていただき,特に以下の3点(ABC)について覚えておくように説明がありました。

「銃撃テロ・銃乱射事件におけるABC」
1 Avoid:逃げる
(1)逃げることができるのであれば,必ず外に逃げる
(2)隠れる場所を探さない
(3)エレベーターを使用しない
(4)持ち物は持って行かない
(5)警察官と遭遇した場合には,必ず両手を広げて挙げる
2 Barricade:バリケード化
(1)部屋に隠れる場合には,必ず扉をロックし,机,テーブル,ファイルキャビネット等の家具でバリケード化する
(2)室内の電気は消灯する
(3)携帯電話はマナーモードではなく,サイレントモードにする
(4)できる限り低い姿勢を保つ
3 Confront:対決する(注:こうすれば確実に助かるというものではない)
(1)積極的かつ迅速に反撃する(※ 犯人側は襲撃相手が抵抗することを想定しないため,反撃に出れば犯人側が躊躇する可能性がある)
(2)周りに複数の人がいる場合には,協力して制圧を試みる
(3)身の回りで反撃に利用できるものを武器にする(いす,はさみ,カッターなど)
※ 事件の発生状況によっては,上記の対策が必ずしも最善策にはなり得ない可能性があることをご留意ください。

また,ニューヨーク市警察では「See Something, Say Something」をスローガンにして,不審者や不審物を見た場合には通報するよう呼びかけています(専用電話番号: +1-888-692-7233 ,電子メール: nycsafe@nypr.org ,緊急通報は「911」)。ご自身とその周りの方々の安全対策に繋がりますので,不審な動向に気づいた場合には,在留地や滞在先を管轄する警察署に通報するようにしましょう。

●年末年始の安全対策
ホリデーシーズンを迎え,ニューヨークは多くの人で賑わっています。ニューヨークで巻き込まれやすい犯罪事例を紹介しますので安全対策の参考として下さい。
(1)窃盗(スリ・置き引き)被害
マンハッタン区ミッドタウンエリアでのスリ・置き引き被害報告が多発しています。特にタイムズスクエア,45丁目からセントラルパークにかけての5番街や6番街の路上やホテルでの被害報告が多く寄せられます。地下鉄で居眠り中に膝上の鞄を盗まれた人や一流ホテルのロビーで置き引き被害にあう人もいました。鞄はチャックを閉め,常に体から離さぬよう心がけて下さい。人混みの中で体が不自然に押されたり触られたりしたときはすぐに所持品を確認しましょう。
(2)メガネ詐欺(恐喝)
メガネを持った男やカップルに巧妙にぶつかられ,「メガネが壊れた」として数百ドルの弁償を求められる恐喝事案です。交差点やベンダー近くなどを狙い被害者が相手(加害者)にぶつかってしまったと思わせる構図作り,キズの入ったメガネを見せる等手口が巧妙です。また,男性が圧倒的に狙われるのがこの犯罪の特徴でもあります。かかる事案に遭遇した際は,毅然とした態度で「警察に行って話そう」と告げる,警察官を呼ぶ,近所の店に入り「あの男が金を払えと言っている,警察を呼んで下さい。(That man is trying to get my money, please call 911.)」と言って助けを求める等して下さい。
(3)CD詐欺
歌手風の男が自作CDを無料配布しているように見せかけ,受け取ると不当な料金を請求される詐欺です。タイムズスクエア,セントラルパーク沿い等で多く発生しています。路上で見知らぬ人に声をかけられてもむやみに反応せず,また不要なものは受け取らないようにしましょう。
(4)JFK空港での白タク等
制服風の格好をした男が「Official」を連呼する,黄色いチケットを手渡す,誘導役とドライバーが連携して呼び込むなど強引な手口が目立ちます。被害額は200ドル~800ドルと高額で一人旅の男性が被害に遭いやすい傾向にあります。必ず指定のタクシー乗り場にて正規職員から行き先を書いた伝票を受け取ってからイエローキャブに乗車して下さい。この伝票を受け取らずにイエローキャブに乗ると,降車時に高額請求する悪質なイエローキャブもありますので十分に注意して下さい。

●外務省海外安全情報
○スポット情報「米国:カリフォルニア州サンバーナディーノ市における銃撃テロ事件の発生に伴う注意喚起」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C358
○広域情報「年末年始に海外に渡航・滞在される方の安全対策のためのお知らせ ~テロ・感染症・麻薬犯罪等対策と「たびレジ」による緊急連絡先登録のお願い~」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C361
○広域情報「海外へ渡航される皆様へ(動物検疫に関する注意)」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C360

●米国医療保険制度改革法関連情報
米国医療制度改革法(Affordable Care Act)に関し,保険提供者による内国歳入庁(IRS)への報告義務の詳細につき,IRSに確認した結果を当館ホームページにてお知らせいたします。以下のリンクからご覧ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/ACA-updates-2015-12.html

●アンケート調査へのご協力ありがとうございました
11月12日から30日まで間に実施した「領事サービス向上・改善のためのアンケート調査」にご協力いただき,ありがとうございました。皆様からお寄せいただいた貴重なご意見・ご要望等は,今後の領事サービスの向上・改善に活用させていただく所存です。
なお,ウェブサイトによるアンケート調査について,このウェブサイトはパソコンのみに対応し,スマートフォンからは閲覧・投稿できなかった旨外務省から報告がありました。スマートフォンで回答しようとされた方にはご不便をお掛けしましたことをお詫びいたします。

●平成27年11月25日以降,機械読取式でない旅券の取扱い等が変更されます(ご注意ください!)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page3_001066.html

●当館休館日(2015年12月~2016年1月)
12月25日(金)クリスマス
12月29日(火)~12月31日(木)日本の行政機関の休日(年末)
2016年1月1日(金)元旦
1月18日(月)マーティン・ルーサー・キング・ジュニア誕生日
本年中の当館最後の開館日は12月28日(月),年明け最初の開館日は1月4日(月)となっています。パスポート,証明書等のご申請予定の方はご留意ください。
2016年2月以降の休館日は当館ホームページをご確認ください
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/l/02.html

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■本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
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