猫と帰国するには???

ペットを連れて帰国をされる方向けの情報となります。私は猫と入・帰国した経験がありますので、猫同伴の前提で説明しますが、猫も犬も基本的には同じでエアラインにおける荷物の要件が異なります。

ペット同伴で帰国するには、半年以上前から準備に入る必要があります。待機期間は180日間ですが、手続きのスタートはそれよりも早く取らなければいけません。また、ペットの負担を考えると、検疫所での待機を最小限に留めたいところです。下記に最短のタイムラインと検疫所でスムーズにコトを運ぶ方法を紹介しますので、ご参考ください。

 

例)7月1日に帰国するバニラ(=^・・^=)さん

ステップ1:

12月1日より前までに第一回狂犬病予防接種を受ける(ワクチンは1年有効のものが多いので、第二回予防接種まで1年以上は開けないこと)。病院で、Killed Rabies Vaccination お願いしますと伝えてください。もしマイクロチップを体内に付帯していない動物の場合には、予防摂取前にチップを入れてもらってもらってください。

ステップ2:

1月1日に第二回狂犬病予防接種を受けます(動物個体の健康のため第一回接種後から最低でも1ヶ月以上は期間を開けてください)。猫の機嫌が良好だと、そのまま血液も採取します。動物病院に、日本国農林水産省指定の Kansas State University の Veterinary Diagnostic Laboratory で抗体値を測定するテストのため血液サンプル輸送手続きの依頼をします(多くの病院が手続きを代行してくれますので、当資料を持ち込んでください)。約一ヶ月後に、FAVN Report というシールが張られた結果通知書が動物病院に送付されます。

ステップ3:Back Camera

抗体値の結果(>0.25でないといけません)を待っている間、日本国検疫所のオンラインサービスで動物輸入手続きを始めます。リンク内にある肉球?マークの NACCSシステムを使って手続きを開始します。申請後に、検疫所担当者よりEメールで連絡があります。実際には入国の40日前が規定ですが、不足情報など教えてくれますので、当手続きを早めに取ってください。

ステップ4:血液採取日より180日の経過観察の一方で、飛行機の手配を行います。各エアラインのペット同伴についての詳細は、下記詳細をご覧ください。ちなみに、バニラは飼い主を監督していないとダメなタイプで、入・出国時ともにデルタで飛行しました。

ステップ5:出国前48時間以内に、健康診断を受ける。

<航空会社のご案内 (国際線NY-NRT間)>

航空会社 Delta airlines Air Canada (乗り換え有)
機内持込 OK OK
機内預入 NO OK
金額 (per cat) $200 $100
持込ケージサイズ 29cm(H) X 48cm(W) X 53cm(L) 27cm(H) X 40cm(W) X 55cm(L)
航空会社 JAL ANA
機内持込 NO NO
機内預入 OK OK
金額 (per cat) Call: 1-800-525-3663 $400
預入ケージサイズ 25cm(H) X 35cm(W) X 32cm(L) 3辺の長さ合計292cm・45k以内*
  • *重量はペットとケージを合わせた重さです。
  • 各ケージは、通気口が両面にあることなど、条件があります。
  • 日系の航空機は預入となりますので、同意書が必要です。事前に預入の予約も必要となります。
  • 上記は、ウェブサイト上の情報、及び電話(デルタのみ)にて確認した情報となります。持ち込み可能なケージ・サイズは、機体の大きさにより異なる場合がございます。Boeing 747-400 及びBoeing 777-300ER/200LR クラスの機体をベースとした情報となります。

 

記事担当者:バニラ先輩