知らないと損するニューヨークのアパート事情 4/6 ルームシェア②

「知らないと損するニューヨークのアパート事情」

連続コラムの4つ目、ルームシェア②の記事です。

  
  

  
  
前回の記事では通常の賃貸契約とルームシェアの違いについて
お話をしましたが、ここではルームシェアを実際にするために
どうしたらよいかについてお話をします。

ルームシェアの方法には大きく分けて3通りの方法があります。

1、自分でアパートを契約して、ルームメイトを探す。

2、ルームメイトを探しているアパート契約者のアパートに入居する。

3、ルームシェアを運営している業者のアパートに入居する。

それぞれメリット、デメリットがありますので、目を通していきたいと思います。

1、自分でアパートを契約して、ルームメイトを探す。
この方法のメリットは下記の通りです。

メリット

・うまくいけば自分の家賃を非常に安くすることができる。
・自分でルールを決めることができる。
・自分でルームメートを見て決めることができる。

デメリット

・ルームメートが抜けてしまった場合に、
自分の家賃が非常に高くなる。

・アパートに問題が起こった時は
オーナーとのやり取りは自分の役回りになる。

・通常のアパート契約をするために、
一定の収入を証明しなければいけない。

・一年間のリース契約をしなければアパートを借りることができない。

・オーナーとの契約、電気、ガス、インターネットなどの
手続きを英語で行わなければならない。

自分でアパートを借りてルームシェアをする場合の最大の
メリットは、うまくルームメートを見つけられることができれば、
家賃が非常に安くなると言うことです。

たとえば2000ドルの3LDK(3 bed room apt)のアパートを借りて、
自分がそのうちの一部屋に住み、800ドルずつの家賃で
残りの2部屋に入ってもらえるルームメートを探した場合、
自分が支払う料金は2000ドルから800ドル x 2部屋分を
引いた額の400ドルとなります。

3分割した場合の料金は666ドルなので、
相場よりもとても安くすむことができる計算となります。

ですが、もし一部屋でもテナントが抜けてしまうと、
2000ドルから800ドルを引いた、1200ドルを
自分ひとりで支払わなければいけません。

ニューヨークでは常にルームシェアを探している人がいますので、
がんばって探せば間を空けずにルームメートを
見つけられる可能性は十分にあります。

しかし仕事や学校をこなしながら、自分の求めた料金で、
自分の気の合うルームメイトを探すのはそんなに簡単でしょうか。

もし、二人のルームメートが抜けた場合には2000ドルの
家賃を一人で支払わなければなりません。

そうなった場合には仕事や学校に行っている間にも
ルームメートを探すことで頭が
いっぱいになってしまうのは想像できるかと思います。

しかし合法的に働くことができない、留学生の場合、
収入が無いので、少しでも出費を抑えるために、
この方法を取るのは一つの選択肢かもしれません。

自分でルームシェアをするためには、
自分がアパート契約をしなければなりません。
その場合には不動産仲介業者に相談をして、
アパートを探すことになりますが、その場合は前回お話した
さまざまな困難が待ち構えています。

リース契約についての記事はこちらをご覧ください。

次はルームシェア募集の部屋を探す方法についてお話します。

ニューヨークのゲストハウス ルームシェア – K’z Guest Room

知らないと損するニューヨークのアパート事情 3/6 ルームシェア①

「知らないと損するニューヨークのアパート事情」

連続コラムの3つ目、ルームシェア①の記事です。
記事一覧はこちらからどうぞ。

 

日本から数ヶ月から数年の短期間で来られる方には
ルームシェアはとても一般的な滞在方法です。短期間の滞在の場合で一番に問題になるのは、
希望の期間で滞在できる場所を探すことですが、
ルームシェアは1ヶ月からの募集が一般的です。
(場合によっては一ヶ月未満もあります)年間を通して入れ替わりがあるため、数週間探せば、
自分の予算やエリアの条件に合う物件がいくつか見つかります。

リース契約の場合はマンハッタンの場合1000ドル以上、
クイーンズやブルックリンでも800ドルからしますが、

ルームシェアの場合、マンハッタンでは800ドル程度、
クイーンズ、ブルックリンでは600ドル程度から探すことができます。家具付きで貸し出している場合も多く、
サブレットと違い、貸主以外にもルームメイトがいれば、
詐欺の可能性も格段に下がります。ルームシェアのマイナス面はプライバシーが減ることと
共同生活でのルームメイトとのトラブルです。

知り合ったばかりの他人と同じアパートを共有する生活は、
日本ではあまり一般的ではないため、
最初は戸惑われる方も多いかと思います。

日本に暮らしている方同士であれば
相手の生活習慣を察することができますが、
外国人の生活習慣は全く違いますし、
日本人同士でも、海外生活の期間によって
価値観の違いが様々な面で出てきます。

また、デポジットのトラブルも頻繁に起こります。
一年近い長期で問題なく暮らせていても、
帰国直前の退出の際、デポジットの返却について
相談すると、態度一変、デポジットは返さない、
と言われたなどというケースは良くあります。

悪質な貸主の場合、セクハラをされた、物を盗まれた
などということも実際に起こります。

トラブルを回避するには、友達の紹介づたいに
ルームシェアを探すなど工夫をして、
信頼できる相手かを見極めることが重要になります。

以上のようにそれぞれの賃貸の形には一長一短ありますが、
日本の賃貸事情とは全く違うことを頭に入れて、
安易に滞在先を決めてしまわないことが大切です。

何をするにしても住環境は非常に重要です。
特に日本からニューヨークにお越しの方は
なんらかの目的があって来ているわけですから、

暮らしやすい環境をしっかりと作って、
目的に集中することが大切です。

できるだけ情報収集をして、自分にあった滞在方法を選びましょう。

いずれにしても日本人の場合には滞在期間の短さのため、
どうしてもルームシェアに頼らなければいけない場合が多くなります。
ルームシェアにも様々な形式がありますので、

次の記事では様々なルームシェアについてお話します。

ニューヨークのゲストハウス ルームシェア – K’z Guest Room

知らないと損するニューヨークのアパート事情 2/6 サブレット

「知らないと損するニューヨークのアパート事情」

連続コラムの2つ目、サブレットについての記事です。
記事一覧はこちらからどうぞ。

 

サブレットはタイミングが合えば、短期間での滞在に
非常に良い手段になる場合があります。

貸し手は自分がいない間に家賃を払い続けるのが
もったいないことを理由に貸し出していますので、相場の家賃、
またはそれ以下の家賃で借りられる可能性があります。

 

家具もついており、生活に必要な物がそろっているため、
入居にあたって、用意しなければいけないことは何もありません。
また、運が良ければ個性的なニューヨーカーのアパートを
サブレットできるかもしれません。

 

しかし、当然、期間が合わなければ借りることができませんし、
滞在期間とサブレット募集期間の一部が重なっていたとしても
残りの日数に関しては、ホテルなど高価な滞在先を
用意しなければいけません。

 

また、部屋の設備に損傷が合った場合のことを考え、
貸し手は保証金を要求しますが、この保証金が
トラブルの原因になることが多々あります。

 

サブレットはきちんとした書面での契約が行われることは稀で、
口頭でのやりとりがメインとなるため、
退去の際になんらかの言いがかりをつけられ
デポジットが返却されないケースが後を絶ちません。

 

このサブレットの便利さをうまく活用しようと、
日本から、サブレットのアパートを探して、
渡米日に入居を考える方は多いですが、
これを狙って、最初から保証金、悪質な場合は
数か月分の家賃を騙し取る詐欺が多発しています。

 

個人間のやりとりで日本から送金をすることは非常に危険ですので、
サブレットをする際には貸主と必ず会って、
信頼できるかどうかを見極めた上で、
契約内容を書面するなどのステップを踏まなければいけません。

 

日本で生活している分にはまず騙されないだろうということに、
慣れない土地では、まんまと嵌ってしまいます。

 

長年ニューヨークに住んでいても、
引越しは何度もするものではないので、
日本帰国直前にアパートのリースが切れて、
つなぎで入ったサブレットでトラブルに合う、
などの話も非常に頻繁に起こります。

 

もちろん悪質な詐欺はいずれつかまりますが、
自分が失ったお金と時間は返ってきません。

 

非常に割安な料金で滞在できる可能性のあるサブレットですが、
リスクをきちんと理解していないと、
最終的に非常に割高な滞在になってしまう可能性があります。
サブレットを探す際には十分に注意をしてください。

 

次の記事ではルームシェアについてお話します。

知らないと損するニューヨークのアパート事情 1/6 リース契約

「知らないと損するニューヨークのアパート事情」
連続コラムの1つ目、リース契約についての記事です。

記事一覧はこちらからどうぞ。
 

 

当社ではこれまで大勢の方のニューヨークの
お部屋探しについてご相談に乗ってきましたが、
入れ替わりの激しいニューヨークでは、何年たっても新しく来たばかりの人へは
情報がきちんと行き届いておらず、
同じ問題に突き当たっていることがわかります。
 
ここではこれまで2000人以上の方のお部屋探しを
お手伝いしてきた経験を元に、知っておくべき、
また、逆に知らないと損をするニューヨークの
アパート事情について詳しくお話をしていきたいと思います。
 
日本から来る方が利用されるニューヨークの
一般的な賃貸の形式には下記の3通りがあります。
 
 

1. リース契約
2. サブレット
3. ルームシェア
 
リース契約とはアパートのオーナーと賃貸契約を行うことです。
日本は比較的出入りの時期が自由ですが、ニューヨーク市は
一年ごとの契約で、一年または二年ごとの更新が一般的です。
 
そのため、更新月以外に解約することは簡単ではありません。
 
サブレットとは1ヶ月~数ヶ月にわたって、
長期で部屋を空ける際にアパートを貸し出すことです。
 
ニューヨークの街は非常に多くの外国人が暮らしているため、
海外と行き来している人が多く、ニューヨークにいない間に家賃を
払い続けるのはもったいないということで、不在にしている間、
アパートを貸し出すことが一般的に行われています。

 

ルームシェアとは何人かで3LDKや4LDKのアパートを寝室ごとに
(アメリカでは3 Bed Room, 4 Bed Roomと呼びます)
借りて、キッチンやバスルームを共有で使うことを言います。
 
ニューヨークではルームシェアはとても一般的です。
 

ニューヨークに暮らす半数以上の学生や
多くの単身の社会人がルームシェアをして生活しています。

 

3通りの方法にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、
ここではそれぞれの方法について紹介していきます。

 
 

まずリース契約についてですが、
メリットは下記のようなことがあげられます。
 
・自分のプライベートが確保できる。

 

・ルームシェアやサブレットなど短期間の契約は

 

入れ替わりが激しい分割高になるが、
リース契約であれば通常の相場で借りることができる。
 
・選択肢が豊富。
 
・3 Bed Roomや4 Bed Roomを借りて、ルームメイトを募集することができる。
 
うまく募集ができれば、自分の家賃が割安になる。なんといっても一人暮らしは自分のプライベートを
確保できるのが最大のメリットですが、

日本人がアパートを借りるにあたって、さまざまな問題があります。

 

・ 日本のようにいつでも退去できるわけではなく、
一年間更新の賃貸契約が一般的

 

・ アメリカでの収入を証明しなければいけない。
自分で収入が保障できない場合は保証人が必要。
(自分の収入の場合は月々家賃の45倍の年収、
保証人の場合には月々家賃の60倍の年収)
 
・ 仲介手数料が年間家賃の15%が相場(1ヶ月家賃の1.8倍)
 
・ 日本のように20平米などの小さなワンルームマンションは
一般的ではなく、家賃の相場はマンハッタンの場合1000ドル以上、
クイーンズやブルックリンでも最も安くて800ドル程度

 

・ 家具、キッチン用品を揃えなければいけない。
(ルームシェアやサブレットであれば家具付きが多い)

 

・ 退去や更新の手続きを家主や管理会社と
 英語でコミュニケーションをとらなければいけない。
 電気、ガス、インターネットの契約も必要。
 
 

ざっくりとまとめると以上のようなことが考えられます。
 

日系の不動産を通せば、英語の手続きはいりませんし、
収入の保証が無くても借りられるアパートもあります。しかし一年間や二年間の滞在に1.8か月分の仲介手数料を払い、
全て家具を揃えるとなると、月々の家賃を抑えることができても
費用を全てあわせると割高になる可能性が高いです。
 
また、特別な場合を除いて一年以上の契約が必要なため、
一年未満の短期の滞在の場合には、借りること自体が難しいです。そして一年毎の契約更新が一般的で、日本のように
好きなタイミングでの退出が難しいため、

2年半の滞在期間などの場合、2年でリースを解約して、
残りの半年はルームシェアに移動などをする必要が出てきます。
 
以上のような理由で、数ヶ月から2,3年の
ニューヨーク滞在の場合には、ルームシェアや
サブレットの選択肢が有力になる場合が多いです。
 
ただし、日系不動産の中にはそういった事情を考慮して、
一年未満の契約、また相場よりも安い仲介手数料で物件を
紹介している所もありますので、一人暮らしを譲れない場合には
そういった物件を扱っている不動産会社を探すのが良いでしょう。
 
次の記事ではサブレットについてお話します。

ニューヨークのゲストハウス ルームシェア – K’z Guest Room

お客様の声 – 1

K’z Guest Roomではサービス改善のために
ご利用いただいた方にアンケートのご記入をお願いしています。

これまでK’z Guest Roomではご利用者の声を
ウェブサイトに掲載していませんでしたが、
やはり利用者の方の生の声があった方が良いだろう
ということで、ご記入いただいたアンケートを
ブログに掲載させていただくことになりました。

掲載させていただくアンケートは、
ご覧いただく方の参考になるようにある程度の長さの
コメントがあるものを選ぶようにしています。

本文そのままに掲載していますので、
ご利用いただいた方の生の声をご覧いただき、
滞在先選びのご参考にご利用ください。

お客様の声1
ご宿泊日:9/23/2011
お部屋のタイプ:2号館RoomD
宿泊人数:1人
滞在期間:1~2泊
職業:留学生
年齢:20代男性

 

 

 

 

 

 

 

 

質問1:他のアパートメントホテルと比べてケーズゲストルームを選んだ理由

回答:料金が安かったので選んだ。NYにはたくさんのアパートメントホテルがあるので選ぶのに迷いましたが、インターネットの写真やロケーションなどで決めました。

質問2:今回の滞在には満足されましたか?
①すごく満足 ②それなりに満足 ③どちらでもない ④あまり満足ではない ⑤満足できなかった

回答:②それなりに満足
キッチンとバスルームは共有ですが、プライベートが確保されてて、必要最低限の物もそろっているのでたすかりました。

質問3:次回来た際にはまた利用しようと思いますか?
①必ずしようと思う ②多分すると思う ③わからない ④あまりしようと思わない ⑤しようと思わない

回答:②多分すると思う
非常に良かったと思います。しかし部屋に時計があるともっと良いと思います。
また、ネットで泊まる日の料金がわかる方が良いと思います。

管理人より
たくさんのアパートメントホテルがある中、
K’z Guest Roomをご利用いただきありがとうございました。

ウェブサイト上での料金に関しては、時期によっての特別料金で
わかりにくいと言う声を何件かいただいておりましたので、
予約フォームに時期ごとの特別料金を掲載するようにいたしました。

この度はご利用誠にありがとうございました。

今後もアンケートにご記入いただいた方の声を少しずつ紹介していきます。

ニューヨークのゲストハウス ルームシェア – K’z Guest Room