「知らないと損するニューヨークのアパート事情」
前回の記事では通常の賃貸契約とルームシェアの違いについて
お話をしましたが、ここではルームシェアを実際にするために
どうしたらよいかについてお話をします。
ルームシェアの方法には大きく分けて3通りの方法があります。
1、自分でアパートを契約して、ルームメイトを探す。
2、ルームメイトを探しているアパート契約者のアパートに入居する。
3、ルームシェアを運営している業者のアパートに入居する。
それぞれメリット、デメリットがありますので、目を通していきたいと思います。
1、自分でアパートを契約して、ルームメイトを探す。
この方法のメリットは下記の通りです。
メリット
・うまくいけば自分の家賃を非常に安くすることができる。
・自分でルールを決めることができる。
・自分でルームメートを見て決めることができる。
デメリット
・ルームメートが抜けてしまった場合に、
自分の家賃が非常に高くなる。
・アパートに問題が起こった時は
オーナーとのやり取りは自分の役回りになる。
・通常のアパート契約をするために、
一定の収入を証明しなければいけない。
・一年間のリース契約をしなければアパートを借りることができない。
・オーナーとの契約、電気、ガス、インターネットなどの
手続きを英語で行わなければならない。
自分でアパートを借りてルームシェアをする場合の最大の
メリットは、うまくルームメートを見つけられることができれば、
家賃が非常に安くなると言うことです。
たとえば2000ドルの3LDK(3 bed room apt)のアパートを借りて、
自分がそのうちの一部屋に住み、800ドルずつの家賃で
残りの2部屋に入ってもらえるルームメートを探した場合、
自分が支払う料金は2000ドルから800ドル x 2部屋分を
引いた額の400ドルとなります。
3分割した場合の料金は666ドルなので、
相場よりもとても安くすむことができる計算となります。
ですが、もし一部屋でもテナントが抜けてしまうと、
2000ドルから800ドルを引いた、1200ドルを
自分ひとりで支払わなければいけません。
ニューヨークでは常にルームシェアを探している人がいますので、
がんばって探せば間を空けずにルームメートを
見つけられる可能性は十分にあります。
しかし仕事や学校をこなしながら、自分の求めた料金で、
自分の気の合うルームメイトを探すのはそんなに簡単でしょうか。
もし、二人のルームメートが抜けた場合には2000ドルの
家賃を一人で支払わなければなりません。
そうなった場合には仕事や学校に行っている間にも
ルームメートを探すことで頭が
いっぱいになってしまうのは想像できるかと思います。
しかし合法的に働くことができない、留学生の場合、
収入が無いので、少しでも出費を抑えるために、
この方法を取るのは一つの選択肢かもしれません。
自分でルームシェアをするためには、
自分がアパート契約をしなければなりません。
その場合には不動産仲介業者に相談をして、
アパートを探すことになりますが、その場合は前回お話した
さまざまな困難が待ち構えています。
リース契約についての記事はこちらをご覧ください。
次はルームシェア募集の部屋を探す方法についてお話します。