③ルームシェアのメリット、デメリット

「知らないと損するニューヨークのアパート事情」

連続コラムの3つ目、ルームシェア①の記事です。

 

 

日本から数ヶ月から数年の短期間で来られる方には
ルームシェアはとても一般的な滞在方法です。

 

短期間の滞在の場合で一番に問題になるのは、
希望の期間で滞在できる場所を探すことですが、
ルームシェアは1ヶ月からの募集が一般的なためタイミングが合いやすいです。
(場合によっては一ヶ月未満もあります)

 

年間を通して入れ替わりがあるため、数日から2週間ほど探せば、
自分の予算やエリアの条件に合う物件がいくつか見つかります。リース契約の場合はマンハッタンの場合1,300~1,500ドルを超えるものが多く、
クイーンズやブルックリンでも1,000~1,200ドル以上しますが、
ルームシェアの場合、マンハッタンでは700~1,200ドル程度、
クイーンズ、ブルックリンでは500~1,000ドル程度から探すことができます。

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家具付きで貸し出している場合も多く、
サブレットと違い、貸主以外にもルームメイトがいれば、
詐欺の可能性も格段に下がります。

ルームシェアのマイナス面はプライバシーが減ることと
共同生活でのルームメイトとのトラブルです。

知り合ったばかりの他人と同じアパートを共有する生活は、
日本ではあまり一般的ではないため、
最初は戸惑われる方も多いかと思います。

日本に暮らしている方同士であれば
相手の生活習慣を察することができますが、
外国人の生活習慣は全く違いますし、
日本人同士でも、海外生活の期間によって
価値観の違いが様々な面で出てきます。

また、デポジットのトラブルも頻繁に起こります。
一年近い長期で問題なく暮らせていても、
帰国直前の退出の際、デポジットの返却について
相談すると、態度一変、デポジットは返さない、
と言われたなどというケースもあります。

悪質な貸主の場合、セクハラをされた、物を盗まれた
などということも起こります。

トラブルを回避するには、友達の紹介づたいに
ルームシェアを探すなど工夫をして、
信頼できる相手かを見極めることが重要になります。

以上のようにそれぞれの賃貸の形には一長一短ありますが、
日本の賃貸事情とは全く違うことを頭に入れて、
安易に滞在先を決めてしまわないことが大切です。

何をするにしても住環境は非常に重要です。
特に日本からニューヨークにお越しの方は
なんらかの目的があって来ているわけですから、
暮らしやすい環境をしっかりと作って、
目的に集中することが大切です。

できるだけ情報収集をして、自分にあった滞在方法を選びましょう。

いずれにしても日本人の場合には滞在期間の短さのため、
どうしてもルームシェアに頼らなければいけない場合が多くなります。
ルームシェアにも様々な形式がありますので、
次の記事では様々なルームシェアについてお話します。

ニューヨークのゲストハウス ルームシェア – K’z Guest Room